奈良の時代、弘法大師が行脚途中に登米地方の村に立ち寄った際、井戸が無く、村人が遠くから水を汲みに行き飲ませてくれました。
感謝した弘法大師が手にした錫杖で地面を突いたところ、清らかな水が湧き出でたとの言い伝えがあります。
その清水は「弘法水」と呼ばれ、薬草として栽培されたのが、登米の地ぜり「観音寺せり」の始まりと言われています。
弘法水は千年の時を超えた今も、弘法大師に水を分けた村人の子孫であるせり農家の木村さんのお宅の敷地でこんこんと沸き続け、地域のせり田を潤し続けています。
観音寺せりは弘法水でしか育たないため、登米市迫町北方の一部の地域でのみ栽培されています。種付、栽培、収穫、選別、洗浄とすべてにおいて人の手によって、行われるため、時間もかかり、人の目の届く範囲でしか対応できません。
《冬季限定》観音寺せり鍋セット
宮城野菜の現来種
登米の幻の地ぜり
予約販売受付終了
2022年分の観音寺せり鍋は完売いたしました。誠にありがとうございます。
発送は12月半ばとなります。
今年も観音寺せりの生育は順調のようです。
ご注文くださいました皆様には、出荷まで今しばらくお時間をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
自宅の目の前にあるせり田で観音寺せりの生産を続ける木村寿さん。
収穫時には朝早くからせり田に入り、1日中水につかり腰をかがめながらの収穫ですので、特に寒い日には厳しい作業です。
収穫後には弘法水がひかれた「せり洗い場」で清め、手作業で選別と結い作業を行い、出荷されます。
生産量は少なく、収穫時期も12月末の数日間のみで、毎年楽しみにしている方々に販売する分だけで終わってしまうために、市場にはほとんど出回りません。それ故に幻のせりと珍重されています。
観音寺せりは根まで食べられる「根ぜり」として出荷されます。根は葉や茎とはまた違った食感があり、この時期しか味わえない貴重な野菜です。シャキシャキの歯ごたえと、独特な香り高い「地ぜり」をお楽しみいただけます。
冷蔵発送
観音寺せり鍋セット
むらさき2食・観音寺せり・うどんつゆ3袋・鴨肉2人前・舞茸1パック・赤乃七味1個
5,000円税抜き(税込み5,400円)
商品番号:10569
商品番号:10569
発送は12月下旬から順次発送となります。日時指定は承れません。
他商品と合わせて購入された際には別々の発送となりますのでご了承ください。
予定出荷量に達し次第販売終了となります他商品と合わせて購入された際には別々の発送となりますのでご了承ください。