細さとコシ、相反するものへの挑戦
これまでにない「夏におすすめのうどん」を造りたい――。半生極細手延べうどん『涼か』は、そんな思いの元に誕生しました。特徴はなんといってもその細さ。暑い夏にもするすると食が進む細麺。それでいて程よい歯応えがあり、麺の旨みもしっかりと感じられる。当製麺所が造る細麺としてもっとも美味しい食感を追求しました。「今までにない味わい」とたくさんのお客さまからご好評いただきました。
しかし1年目の「涼か」にはひとつだけ、造り手にとって満足できない点がありました。それは、温めていただくときの食感です。繊細な食感が持ち味の『涼か』。その細さゆえ、温かいうどんとして調理するとコシが弱くなり、食感に物足りなさを感じてしまうのです。冷しうどんとしては申し分なく、「爽やかな夏麺」と一定の評価をいただきましたが、麺屋として課題を見つけたからには麺の品質に妥協することはできません。どんな食べ方でも文句なしに美味しい細麺を実現したい。こうして『涼か』は、昨年原材料から見直して生まれ変わり、現在の冷たくしても、温かくしても美味しい麺になりました。